こちらも茂木さんの本に出てきた本。
少年が「自分とは誰なのか」「なぜ人は死を選ぶのがいけないことなのか」などなど、いろんな問いを老師にするのだけれど、老師は絶対に答えをくれない。
自分もそうやって悩んだ、苦しんだ
問うことに意味があって、答えに意味はない
と老師は少年に語りかける。
私は何で生きてるんだろう、とか死んだらどうなるのかなとかあまり考えたことがないし、自分とは誰なのかできればあまり知りたくないかもとか思っているタチ。
でも、どうやったらよりよくなれるかな、というのは常に考えているので、問うことの大切さはよく分かる。
「生きる意味より、死なない工夫」というのが面白い。
答えが得られなくても、毎日なんとかなっていくもんだし、そうやって答えに固執せずにいい意味で流されていくのがいいってことかしら。
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