ついつい手にとってしまうマチダさん。
電車の中、カフェにて、笑いをこらえきれず、周りの人から怪しまれてしまった。くすっと笑うならいいけれど、ところどころまぢ笑いなものだから。
だから、ひたすら、家にこもって読むべきなのかも。
以下、印象的だった一部分。
『・・・そんな若い人の小説を読んだり、話を聞いたりして気になることがひとつあるのは、小説を自己表現であると信じて疑わないという点で、なぜなら私は、小説は他人を表現する場所であると思うからである。
他人を表現することで、これまでの自分の考えや行いをとらえ直し、ある意味において自己否定、自己破壊をして新しい自己にいたるのが小説であると思う。』
このあと、ちょっと皮肉な感じでエッセーが続くのだけれど、おっしゃっていること、とてもよく分かると思いつつ、本を閉じて、さてDVD見るか。
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